MailchimpとBrevoの基本的な違い

メールマーケティングツールの比較で必ず挙がる2つがMailchimpBrevo(旧Sendinblue)です。

Mailchimpは2001年に設立された老舗メールマーケティングツールです。世界で最も使われているプラットフォームの一つで、直感的なUIと豊富なテンプレートが特徴。Intuitが2021年に買収しています。

Brevo(旧Sendinblue)はフランス発のメールマーケティング・CRMプラットフォームです。2012年設立で2023年にBrevoにリブランド。メール送信数ベースの料金体系が特徴的で、EC・BtoB企業に人気があります。

機能比較表

項目MailchimpBrevo
料金体系連絡先数ベース送信数ベース
無料プランの連絡先数500件まで無制限
無料プランの月間送信数1,000通300通/日(9,000通/月)
メールテンプレート100以上50以上
A/Bテスト○(有料)
オートメーション
ランディングページ
SMS送信△(有料アドオン)◎(標準搭載)
WhatsApp送信なし
CRM機能
トランザクションメール△(Mandrill経由)◎(標準搭載)
日本語対応
サポートメール・チャット(有料)メール・電話(有料)

料金比較

Mailchimp

プラン月額(500連絡先の場合)特徴
Free$0500連絡先、1,000通/月
Essentials$13〜500連絡先、5,000通/月、A/Bテスト
Standard$20〜500連絡先、6,000通/月、高度なオートメーション
Premium$350〜カスタム連絡先数、マルチバリアントテスト

※連絡先数が増えると料金が上がる。10,000連絡先でEssentialsは$75/月。

Brevo

プラン月額送信数特徴
Free$09,000通/月無制限連絡先
Starter$2520,000通/月送信制限解除、サポート
Business$6520,000通〜A/Bテスト、ML予測、マルチユーザー
Enterprise要問合せカスタム専任サポート

コスト比較のポイント:

  • 連絡先が多くてメールを少ししか送らない → Brevo(連絡先数で課金されない)
  • 少ない連絡先に大量に送る → Mailchimpの方がお得な場合も

UIと使いやすさ

Mailchimp

  • ドラッグ&ドロップのメールエディター
  • テンプレートが豊富で見た目が綺麗
  • レポートのビジュアライゼーションが優秀
  • 英語UI中心(日本語部分あり)
  • 初心者でも直感的に使いやすい

Brevo

  • シンプルで学習コストが低い
  • 日本語対応が充実(UIの多くが日本語)
  • SMS・WhatsApp・トランザクションメールを一つのダッシュボードで管理
  • CRM機能が統合されていて顧客管理と連動

初心者のメルマガ作成のしやすさはMailchimp。日本語対応と多機能なツールが必要ならBrevoが優れています。

オートメーション機能

Mailchimp

  • Customer Journeys(ビジュアルワークフロービルダー)
  • ウェルカムメール・誕生日メール・再エンゲージメント等
  • Eコマース向けのカート放棄・購入後フォローアップ
  • 有料プランで高度なトリガー設定

Brevo

  • 充実したワークフローオートメーション
  • リードスコアリングとCRM連動
  • SMS・メールを組み合わせたマルチチャネルオートメーション
  • トランザクションメール(購入確認・パスワードリセット)も統合管理

マルチチャネルオートメーションはBrevo。CRMとの統合でリードナーチャリングが充実しています。

こんな場合におすすめ

Mailchimpがおすすめ

  • 入門者・小規模スタートアップ: 直感的UIで始めやすい
  • テンプレートデザインを重視: 豊富で美しいテンプレート
  • Eコマース(Shopify等): 統合が豊富
  • ランディングページも必要: メール+LPをセットで作成
  • 英語ベースの国際展開: グローバルなエコシステム

Brevoがおすすめ

  • 連絡先が多いがメール頻度は少ない: 連絡先数課金がないので有利
  • SMS・マルチチャネルも使いたい: SMS・WhatsApp・メールを一括管理
  • トランザクションメールも必要: Stripeと連携した購入確認メール等
  • BtoB・リードナーチャリング: CRM機能と連動したスコアリング
  • 日本語UIが重要: 日本語対応が充実

メリット・デメリット

Mailchimp

メリット

  • 世界最大のユーザーベースで情報が豊富
  • テンプレートとデザイン機能が優秀
  • Eコマース統合(Shopify・WooCommerce)が充実
  • レポート機能が見やすい

デメリット

  • 連絡先数で料金が上がるため規模拡大でコスト増
  • SMSは別途アドオン
  • 高度な機能は高額プランのみ
  • 日本語対応が完全ではない

Brevo

メリット

  • 連絡先数無制限の料金体系
  • SMS・WhatsApp・メールの統合管理
  • トランザクションメールが標準搭載
  • CRM機能が充実

デメリット

  • テンプレートがMailchimpより少ない
  • 無料プランは1日300通と少ない
  • MailchimpほどのEコマース統合がない
  • レポートUIはMailchimpに劣る

結論:どちらを選ぶべき?

入門者・Shopify連携・テンプレートデザイン重視ならMailchimp。世界標準のメールマーケティングツールとして学習リソースも豊富です。

連絡先が多い・SMS併用・BtoBリードナーチャリング・コスト最適化ならBrevo。連絡先数課金がないため規模が大きくなるほどお得です。

まずは両者の無料プランで実際の機能と使い勝手を確認することをおすすめします。

ビジネスツールの比較はfreee vs マネーフォワード比較もご参照ください。