カラーコードの種類

形式用途直感性
HEX(16進)#F97316Web・アプリ
RGBrgb(249, 115, 22)Web・印刷
RGBArgba(249, 115, 22, 0.8)透明度付き
HSLhsl(24, 95%, 53%)配色設計
HSLAhsla(24, 95%, 53%, 0.8)透明度付きHSL
HSV/HSBhsv(24, 91%, 98%)デザインソフト
CMYKcmyk(0%, 54%, 91%, 2%)印刷用
LCH / OKLCHoklch(70% 0.18 50)モダンWeb(広色域)
名前付きカラーred, tomatoプロトタイプ

HEXコード(16進数)

最も一般的なフォーマット。#RRGGBB の形式で、各2桁が16進数(00〜FF = 0〜255)でR・G・Bの強さを表します。

#F97316
 ↑↑ ↑↑ ↑↑
 R  G  B
F9 = 249
73 = 115
16 = 22

短縮形(3桁)

#RGB の形式で、各1桁を2桁に複製。

#FA5 = #FFAA55
#000 = #000000
#FFF = #FFFFFF

透明度付き(HEX 8桁)

#RRGGBBAA の8桁形式で、最後の2桁が透明度(00=完全透明、FF=不透明)。

#F9731680  // 透明度50%
#000000CC  // 黒・透明度80%

よく使う透明度の16進対応

透明度16進透明度16進
0%0060%99
10%1A70%B3
20%3380%CC
30%4D90%E6
40%6695%F2
50%80100%FF

RGB(赤・緑・青)

加法混色の3原色。各値は0〜255で表現。

color: rgb(249, 115, 22);
color: rgb(249 115 22);     /* スペース区切り(モダンCSS) */
color: rgb(249 115 22 / 0.8);  /* 透明度 */

よく使う色のRGB値

RGB
25500
02550
00255
2552550
シアン0255255
マゼンタ2550255
255255255
000
グレー(中間)128128128

HSL(色相・彩度・明度)

人間の感覚に近い表現。配色を作る時に圧倒的に便利。

color: hsl(24, 95%, 53%);
color: hsl(24deg 95% 53% / 0.8);  /* モダンCSS */
パラメータ範囲内容
H(Hue/色相)0〜360°色のジャンル
S(Saturation/彩度)0〜100%鮮やかさ
L(Lightness/明度)0〜100%明るさ

色相環

  0° / 360°: 赤
 30°:        オレンジ
 60°:        黄
120°:        緑
180°:        シアン
210°:        水色
240°:        青
270°:        紫
300°:        マゼンタ

配色を作る黄金パターン

パターン色相の関係
同系色隣接(±30°)hsl(24,…) と hsl(45,…)
補色反対(±180°)hsl(24,…) と hsl(204,…)
三色配色(トライアド)等間隔3色(120°)hsl(0), hsl(120), hsl(240)
四色配色(テトラード)等間隔4色(90°)hsl(0), hsl(90), hsl(180), hsl(270)

HSLで明度バリエーションを作る

色相と彩度を固定して明度だけ変えると、自然なグラデーションが作れます。

--brand:      hsl(24, 95%, 53%);   /* メイン */
--brand-50:   hsl(24, 95%, 95%);
--brand-100:  hsl(24, 95%, 90%);
--brand-200:  hsl(24, 95%, 80%);
--brand-300:  hsl(24, 95%, 70%);
--brand-400:  hsl(24, 95%, 60%);
--brand-500:  hsl(24, 95%, 53%);
--brand-600:  hsl(24, 95%, 45%);
--brand-700:  hsl(24, 95%, 35%);
--brand-800:  hsl(24, 95%, 25%);
--brand-900:  hsl(24, 95%, 15%);

HSV(HSB)

デザインソフト(Photoshop・Illustrator)で多用される形式。

H: 色相(HSLと同じ)
S: 彩度
V/B: 明度(Brightness)

HSLとの違いは「明度」の意味。HSLは「中間が最も鮮やか」、HSVは「最大が最も鮮やか」。

HSLHSV
純色は L=50%純色は V=100%
白に近づける = L高白に近づける = S下げる
黒に近づける = L低黒に近づける = V下げる

OKLCH(モダンWeb向け)

CSS Color Level 4で導入された新フォーマット。人の知覚により近い色空間。

color: oklch(70% 0.18 50);
/*       L%   C    H */
パラメータ範囲内容
L0〜100%知覚的明度
C0〜0.4彩度(クロマ)
H0〜360°色相

OKLCHの利点:

  • 同じL値の色を並べると明るさが等しく見える
  • ディスプレイの広色域(P3など)に対応
  • グラデーションが滑らかになる

CMYK(印刷用)

文字内容
Cシアン
Mマゼンタ
Yイエロー
Kキープレート(黒)

各値は0〜100%。Webの印刷では使えず、Webサイトの印刷スタイル指定にも使われません。印刷物のデザインで使用。

RGB ⇔ CMYK の注意点

  • RGBの光の3原色は加法混色(白=全部足す)
  • CMYKのインクは減法混色(白=全部引く)
  • 完全な相互変換は不可能(色域が違う)
  • ディスプレイで見る色と印刷で出る色は必ず違う

カラーコード相互変換

HEX → RGB

function hexToRgb(hex) {
  const h = hex.replace('#', '');
  return {
    r: parseInt(h.substring(0, 2), 16),
    g: parseInt(h.substring(2, 4), 16),
    b: parseInt(h.substring(4, 6), 16),
  };
}

RGB → HEX

function rgbToHex(r, g, b) {
  const toHex = n => n.toString(16).padStart(2, '0').toUpperCase();
  return `#${toHex(r)}${toHex(g)}${toHex(b)}`;
}

CSS変数として使う

:root {
  --brand-r: 249;
  --brand-g: 115;
  --brand-b: 22;

  --brand: rgb(var(--brand-r) var(--brand-g) var(--brand-b));
  --brand-alpha: rgb(var(--brand-r) var(--brand-g) var(--brand-b) / 0.5);
}

アクセシビリティ(WCAG コントラスト)

文字色と背景色のコントラスト比は4.5:1以上(通常テキスト)または3:1以上(大文字・UI要素)が必要。

コントラスト計算

WebAIM Contrast Checker: https://webaim.org/resources/contrastchecker/

よくあるコントラスト不足

問題
灰色文字(#999)on 白コントラスト2.85:1 → NG
ライトブルー文字 on 白プレースホルダーに見えがち
黒文字 on ダークグレー視認性低い

安全な配色

文字色背景色コントラスト用途
#000#fff21:1本文
#222#fff16:1本文(柔らかめ)
#444#fff9.7:1キャプション
#666#fff5.7:1補助テキスト(最低ライン)
#fff#00021:1ダークモード本文
#fff#22216:1ダークモード本文

ブランドカラーの設計

1. メインカラーを選ぶ

業界・ブランドイメージで決める。

業界多用される色
IT・スタートアップ青系
飲食赤・オレンジ
環境・健康
高級・宝飾黒・金
子供向け黄・パステル
金融紺・緑

2. 派生色を作る

メインのHSLから10段階の濃淡を作る(先述のCSS例)。

3. アクセントカラー

メインの補色または三色配色から選ぶと視覚的なメリハリが出る。

4. ニュートラルカラー(グレースケール)

gray-50, gray-100, ..., gray-900

文字・ボーダー・背景に使う10段階グレースケール。

まとめ

  • HEX・RGBはWeb標準、HSLは配色設計に強い
  • 人の感覚で配色するならHSL or OKLCH
  • 印刷物はCMYK(Web表示の色とは必ずズレる)
  • アクセシビリティのコントラスト比4.5:1を必ず確認

関連ツール: カラーコード変換ツール ではHEX・RGB・HSL・HSV・CMYKを一画面で相互変換できます。配色作りの試行錯誤にカラーパレットツール、コントラストチェックにコントラストツールもあわせてご利用ください。