伝わるプロンプトの書き方
AIに的確な指示を出す「プロンプト」の基本テクニック。役割・条件・出力形式の3つを押さえるだけで、回答の質が劇的に変わります。
このレッスンで学ぶこと
- プロンプトとは何か
- 良いプロンプトの3つの要素
- すぐ使えるテンプレート
プロンプトとは
プロンプト = AIへの指示文です。
ChatGPTの回答の質は、プロンプトの書き方で大きく変わります。同じ「メールを書いて」でも、具体的に指示するほど良い結果が得られます。
ダメなプロンプト vs 良いプロンプト
ダメな例
メールを書いて
→ 何のメール?誰に?どんなトーン? AIは推測するしかなく、的外れな回答になりがちです。
良い例
あなたは丁寧なビジネスメールを書くのが得意な秘書です。
以下の条件でメールを書いてください:
- 宛先:取引先の田中部長
- 目的:来週の打ち合わせ日程の変更依頼
- 変更理由:社内会議と重複したため
- 希望日:来週木曜日の14時
- トーン:丁寧で誠実
出力形式:件名と本文を分けて出力してください。
→ 具体的な条件を指定することで、そのまま使えるレベルのメールが生成されます。
良いプロンプトの3要素
1. 役割(Role)
AIに「何者として振る舞うか」を指定します。
あなたは経験10年のマーケティング担当者です。
あなたはExcelが得意な事務スタッフです。
あなたは新入社員にもわかりやすく説明する先輩です。
2. 条件(Context)
具体的な背景や制約を伝えます。
- 対象読者:IT知識のない60代の経営者
- 文字数:300文字以内
- 使ってはいけない言葉:専門用語、カタカナ語
3. 出力形式(Format)
どんな形で回答してほしいかを指定します。
- 箇条書きで5つ挙げてください
- 表形式で比較してください
- ステップバイステップで説明してください
- 結論を最初に書いてください
すぐ使えるテンプレート
汎用テンプレート
あなたは[役割]です。
[背景・状況の説明]
以下の条件で[やってほしいこと]をしてください:
- 条件1
- 条件2
- 条件3
出力形式:[箇条書き/表/ステップバイステップ など]
添削テンプレート
以下の文章を添削してください。
修正点は:
- 誤字脱字の修正
- より自然な表現への改善
- ビジネスメールとして適切なトーンに調整
修正前の文章と修正後の文章を並べて表示してください。
変更箇所には【 】をつけてください。
---
[添削してほしい文章をここに貼る]
要約テンプレート
以下の文章を要約してください。
条件:
- 3つのポイントに絞る
- 各ポイントは1〜2文で
- 専門用語は使わない
---
[要約したい文章をここに貼る]
やりとりの中で改善する
プロンプトは一発で完璧にする必要はありません。AIの回答を見て、追加指示で調整できます。
→ もう少しカジュアルなトーンにしてください
→ 3番目のポイントをもっと詳しく
→ 表形式にしてください
→ 小学生でもわかる言葉で言い換えて
これを**繰り返し改善(イテレーション)**と言います。実務ではこのやりとりが最も重要です。
ハンズオン演習
演習1: 以下のダメなプロンプトを、3要素(役割・条件・出力形式)を使って改善してください。
企画書を書いて
演習2: 改善したプロンプトをChatGPTに入力して、結果を確認しましょう。さらに「もっと具体的にしてください」と追加指示を出してみましょう。
演習3: 汎用テンプレートを使って、自分の業務で使えるプロンプトを1つ作ってみましょう。
まとめ
- プロンプトの質 = 回答の質。具体的に書くほど良い結果が得られる
- 3要素を押さえる:役割・条件・出力形式
- 一発で完璧にしなくてOK。やりとりの中で改善する
- テンプレートを活用すると、毎回ゼロから考えなくて済む
次のレッスンでは、この書き方を使ってメール・ビジネス文書を効率化する方法を学びます。