Webflow vs WordPress — サイト構築はどちらを選ぶべき?
Webサイトの構築ツールとして、WordPressは20年以上の歴史を持つ定番CMS、Webflowはノーコードで本格的なWebサイトを作れるモダンプラットフォームとして急成長しています。
この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、両者を徹底比較します。
基本スペック比較
| 項目 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| 開発元 | Webflow, Inc.(米国) | Automattic / オープンソース |
| 提供形態 | SaaS | OSS(セルフホスト)/ WordPress.com(SaaS) |
| 無料プラン | あり(1ページ、webflow.ioドメイン) | OSS版は無料(サーバー費用別) |
| 有料プラン | Basic $18/月〜 | ホスティング費用(月¥500〜) |
| CMS市場シェア | 約1% | 約43%(Web全体) |
| 日本語対応 | △(UIは英語) | ◎ |
料金プラン比較
| プラン | Webflow | WordPress(セルフホスト) |
|---|---|---|
| 無料/最小 | Starter(無料、制限あり) | サーバー代 ¥500-1,000/月 |
| ベーシック | Basic $18/月 | サーバー代 + テーマ(¥0-20,000) |
| ビジネス | Business $36/月 | サーバー代 + プラグイン(¥0-数万円) |
| エンタープライズ | Enterprise 要見積り | 専用サーバー(¥5,000-50,000/月) |
| CMS追加 | +$23/月(CMS機能) | 無料(WordPress標準搭載) |
| Eコマース | +$42/月 | WooCommerce(無料+拡張) |
WordPressはOSS自体は無料で、サーバー代とテーマ・プラグインの費用のみ。Webflowは月額SaaS料金がかかりますが、サーバー管理が不要です。
年間コスト比較(ビジネスサイト)
| 項目 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| プラットフォーム | $432/年(Business) | ¥0 |
| ホスティング | 含まれる | ¥6,000-24,000/年 |
| テーマ | 含まれる | ¥0-20,000(買い切り) |
| SSL | 含まれる | 無料(Let’s Encrypt) |
| セキュリティ | 含まれる | プラグイン(¥0-12,000/年) |
| 保守運用 | 不要 | 月1-5時間の工数 |
| 合計 | 約¥65,000/年 | 約¥10,000-60,000/年 + 運用工数 |
デザイン機能の比較
Webflowのデザイン
- ビジュアルエディタ: HTML/CSSの知識をベースにしたGUIデザイナー
- CSS制御: flexbox、grid、animation等をGUIで完全制御
- レスポンシブ: ブレークポイントごとのデザイン調整
- インタラクション: スクロールアニメーション、ホバーエフェクト等を GUI で設定
- カスタムコード: HTML/CSS/JSの埋め込みも可能
- デザイン自由度: ◎(ほぼ無制限)
WordPressのデザイン
- ブロックエディタ(Gutenberg): ブロックベースのページ編集
- テーマ: 数千のテーマから選択
- ページビルダー: Elementor、Divi等のビジュアルビルダー(プラグイン)
- フルサイト編集(FSE): WordPress 6.x以降のサイト全体編集機能
- カスタムCSS: テーマカスタマイザーやプラグインで追加
- デザイン自由度: ○(テーマやプラグインに依存)
デザインの自由度ではWebflowが圧倒的です。WebデザイナーがFigmaやPhotoshopで作成したデザインをほぼそのまま再現できます。WordPressはテーマに依存する部分が大きく、完全にオリジナルなデザインを実現するにはテーマ開発のスキルが必要です。
CMS機能
| 機能 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| コンテンツ管理 | ◎(Collection) | ◎(投稿・固定ページ) |
| カスタムフィールド | ◎ | ◎(ACF等のプラグイン) |
| カスタム投稿タイプ | ◎ | ◎ |
| メディア管理 | ◎ | ◎ |
| ユーザー管理 | ○ | ◎ |
| 多言語 | △(Weglot連携) | ◎(WPML、Polylang) |
| プラグイン数 | 数十 | 60,000以上 |
| REST API | ◎ | ◎ |
WordPressは60,000以上のプラグインでほぼあらゆる機能を追加できます。Webflowはプラグインエコシステムが小さいですが、組み込み機能のみでシンプルに運用できます。
SEOの比較
| 機能 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| メタタグ管理 | ◎ | ◎(Yoast SEO等) |
| サイトマップ自動生成 | ◎ | ◎(プラグイン) |
| 構造化データ | ◎ | ◎(プラグイン) |
| ページ速度 | ◎(最適化済み) | △〜◎(テーマ/プラグイン次第) |
| Core Web Vitals | ◎ | △〜◎ |
| URL管理 | ◎ | ◎ |
| 301リダイレクト | ◎ | ◎(プラグイン) |
| OGP設定 | ◎ | ◎(プラグイン) |
表示速度ではWebflowが安定して高速です。WebflowのサイトはCloudflare上でホスティングされ、最適化された状態で配信されます。WordPressはテーマやプラグインの組み合わせで速度が大きく変わります。
セキュリティ・保守性
| 項目 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| セキュリティアップデート | 自動(SaaS) | 手動/自動(設定次第) |
| SSL証明書 | 自動 | Let’s Encrypt等で設定 |
| バックアップ | 自動 | プラグインまたは手動 |
| DDoS防御 | Cloudflare標準搭載 | 別途対策が必要 |
| 脆弱性 | SaaS管理で安全 | プラグインの脆弱性リスクあり |
| サーバー管理 | 不要 | 必要(またはマネージドホスティング) |
WebflowはSaaSなのでセキュリティ・保守の心配がほぼゼロです。WordPressは定期的なアップデートとセキュリティ対策が必要で、プラグインの脆弱性がセキュリティリスクになることがあります。
Webflowのメリット・デメリット
メリット
- デザインの自由度: HTML/CSSをGUIで完全制御
- 保守不要: SaaSなのでサーバー管理・アップデート不要
- 高速表示: Cloudflare上で最適化された配信
- セキュリティ: SaaS管理で安心
- インタラクション: 高度なアニメーションをGUIで設定
デメリット
- 月額コスト: SaaS料金が発生
- 日本語UIなし: 英語UIのみ
- 学習コスト: HTML/CSSの知識がないと使いこなしにくい
- プラグイン少: WordPressほどの拡張性はない
- 動的機能の制限: 複雑なWebアプリには不向き
- ベンダーロック: Webflowからの移行が困難
WordPressのメリット・デメリット
メリット
- 無料(OSS): プラットフォーム自体は無料
- プラグイン60,000以上: あらゆる機能を追加可能
- 日本語完全対応: UIもテーマもプラグインも日本語
- 情報量: 圧倒的な情報源(日本語)
- 柔軟性: ブログからECまで何でも作れる
- 移行の容易さ: 他サービスへの移行が比較的容易
デメリット
- 保守が必要: アップデート、セキュリティ対策、バックアップ
- 速度: プラグインが増えると遅くなりがち
- セキュリティリスク: プラグインの脆弱性
- デザインの制約: テーマに依存(カスタムにはスキルが必要)
- バージョン管理: テーマ/プラグイン間の互換性問題
ユースケース別おすすめ
デザイン重視のコーポレートサイト
おすすめ: Webflow — オリジナルデザインを高品質に実現
ブログ・メディアサイト
おすすめ: WordPress — 記事管理とSEO機能が充実
ECサイト
おすすめ: WordPress(WooCommerce) — 柔軟なEC機能を構築可能
ランディングページ
おすすめ: Webflow — 高速でデザイン性の高いLPを即座に構築
日本の中小企業サイト
おすすめ: WordPress — 日本語対応・情報量・制作会社の多さ
まとめ:結局どちらを選ぶべき?
| 重視するポイント | おすすめ |
|---|---|
| デザイン自由度 | Webflow |
| コスト | WordPress |
| 保守の楽さ | Webflow |
| 拡張性 | WordPress |
| 表示速度 | Webflow |
| 日本語対応 | WordPress |
| セキュリティ | Webflow |
| 情報量 | WordPress |
**「デザイン重視で保守を楽にしたいならWebflow、柔軟性と日本語エコシステムを求めるならWordPress」**が結論です。
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