結論: Excelの時間計算は表示形式の設定がカギ
Excelで時間の足し算・引き算は普通の四則演算(+や-)で計算できます。ただし、合計が24時間を超えると「0:00」に戻ってしまう問題があります。これは表示形式を [h]:mm に変更するだけで解決します。
時間の計算をもっと手軽にしたい場合は、日付・時間計算ツールもご活用ください。
基本: 時間の足し算
Excelでは時間同士をそのまま足し算できます。
例: 作業時間の合計
| セル | 内容 |
|---|---|
| A1 | 3:30 |
| A2 | 2:45 |
| A3 | =A1+A2(結果: 6:15) |
セルの表示形式が「時刻」になっていれば、自動的に「6:15」と表示されます。
SUM関数でまとめて合計
=SUM(A1:A10)
複数セルの時間をまとめて合計する場合はSUM関数が便利です。
基本: 時間の引き算
退勤時間 - 出勤時間 のように引き算も普通にできます。
例: 勤務時間の計算
| セル | 内容 |
|---|---|
| A1 | 18:30(退勤) |
| B1 | 9:00(出勤) |
| C1 | =A1-B1(結果: 9:30) |
休憩時間を引く場合
=A1-B1-C1
A1が退勤時間、B1が出勤時間、C1が休憩時間(例: 1:00)の場合、実労働時間が計算されます。
問題: 24時間を超えると「0:00」に戻る
合計が24時間を超えると、表示が「0:00」に戻ってしまいます。例えば、26時間なのに「2:00」と表示されます。
原因
Excelの標準の時刻表示形式は24時間で1周する仕様です。
解決方法: 表示形式を [h]:mm にする
- 合計セルを右クリック →「セルの書式設定」
- 「表示形式」タブを選択
- 「ユーザー定義」を選択
- 種類に
[h]:mmと入力 - 「OK」をクリック
角括弧 [ ] がポイントです。 [h] とすることで24時間を超えても正しく表示されます。
| 表示形式 | 26時間30分の表示 |
|---|---|
| h:mm | 2:30(誤り) |
| [h]:mm | 26:30(正しい) |
秒も表示したい場合は [h]:mm:ss とします。
時間を「分」や「時間(小数)」に変換する
勤怠管理では「合計〇〇分」や「7.5時間」のように表示したいことがあります。
時間 → 分に変換
=A1*1440
Excelは時間を「1日=1」として管理しています。1日=1440分なので、1440を掛けると分に変換できます。セルの表示形式を「数値」に変更してください。
時間 → 時間(小数)に変換
=A1*24
1日=24時間なので、24を掛けると小数の時間になります。例えば「7:30」は「7.5」になります。
日をまたぐ時間の計算
深夜勤務など、退勤時間が出勤時間より小さくなる場合の対処法です。
=IF(A1>=B1, A1-B1, A1+1-B1)
A1が退勤時間、B1が出勤時間です。退勤が翌日になる場合、1(=24時間)を足して計算します。
もっと手軽に時間計算したいなら
Excelの時間計算は表示形式や関数の知識が必要で、慣れないと戸惑います。日付・時間計算ツールなら、日付や時間を入力するだけで差分や合計を計算できます。ブラウザで開いてすぐ使えるので、ちょっとした計算に便利です。
まとめ
- Excelの時間計算は
+-SUMで普通に計算できる - 24時間を超える合計は表示形式を
[h]:mmにする(最重要) - 時間→分は
*1440、時間→小数は*24で変換 - 日をまたぐ計算はIF関数で場合分け
- 手軽に計算したいなら日付・時間計算ツールもおすすめ
この記事の内容はAssistyの日数計算で実際にお試しいただけます。