第5回 / 全8回 ⏱ 約15分

Excel・CSVデータをAIで分析する

売上データや顧客リストなど、表形式のデータをAIに貼り付けて分析・集計する方法。関数を覚えなくても、日本語で指示するだけでOK。

このレッスンで学ぶこと

  • データをAIに渡す方法
  • 日本語の指示で集計・分析する
  • Excelの関数をAIに書いてもらう

データ分析でAIを使うメリット

Excelで売上データを分析するとき、こんな経験はありませんか?

  • VLOOKUP やピボットテーブルの使い方がわからない
  • 関数を組み合わせるのが複雑すぎる
  • 「こういう集計がしたい」のに、やり方が分からない

AIなら、データを貼り付けて日本語で指示するだけで分析結果が得られます。

基本:データをAIに渡す

方法1:テキストで貼り付ける

Excelのデータを選択してコピーし、ChatGPTに貼り付けます。

以下の売上データを分析してください。

商品名, 売上個数, 単価, 地域
商品A, 150, 1000, 東京
商品B, 80, 2500, 大阪
商品C, 200, 800, 東京
商品A, 120, 1000, 大阪
商品B, 95, 2500, 東京
商品C, 60, 800, 名古屋

方法2:ファイルをアップロードする(有料版)

ChatGPT Plus では、Excel や CSV ファイルを直接アップロードして分析できます。

実践:集計を依頼する

以下の売上データについて:

1. 商品別の売上合計(個数 × 単価)を計算して
2. 地域別の売上合計を計算して
3. 最も売上が多い商品と地域の組み合わせを教えて

表形式で出力してください。

---
[データをここに貼る]

AIは計算結果を表形式で返してくれます。

実践:傾向を分析する

以下は過去6ヶ月の月次売上データです。

月, 売上(万円)
2025年10月, 450
2025年11月, 520
2025年12月, 680
2026年1月, 390
2026年2月, 410
2026年3月, 480

以下を分析してください:
1. 全体の傾向(上昇/下降/横ばい)
2. 前月比の変動率
3. 12月に売上が伸びた理由の仮説
4. 今後の予測と改善提案

ビジネスレポート形式で出力してください。

Excel関数をAIに書いてもらう

「やりたいこと」を日本語で伝えるだけで、Excel関数を生成してくれます。

Excelで以下の関数を教えてください:

- A列に商品名、B列に売上金額が入っている
- 商品名が「商品A」の行だけ合計したい
- 結果をD1セルに表示したい

関数と、使い方の説明を日本語でお願いします。

よく使う依頼パターン

やりたいことプロンプト例
条件付き合計「○○が△△の場合だけ合計する関数を教えて」
重複チェック「A列に重複するデータがないかチェックする方法」
日付計算「入社日から勤続年数を計算する関数」
文字列操作「名前の姓と名を分割する方法」
グラフ作成「このデータで適切なグラフの種類と作り方」

注意点

機密データの取り扱い

重要: 顧客の個人情報や社内機密データをAIに貼り付ける場合は、会社のAI利用ポリシーを必ず確認してください。

対策:

  • 個人名を「顧客A」「顧客B」に置き換える
  • 具体的な金額を「100」「200」などダミーに変える
  • 会社が提供するAIツール(Azure OpenAI等)を使う

計算の正確性

AIは計算を間違えることがあります。特に:

  • 大量のデータの集計
  • 複雑な条件の計算

対策: AIの計算結果はExcelで検算する。AIには「やり方」を聞き、実際の計算はExcelで行うのが安全です。

ハンズオン演習

演習1: 以下のデータをChatGPTに貼り付けて「地域別の平均売上を表形式で出して」と依頼してみましょう。

店舗, 地域, 月間売上(万円)
A店, 東京, 320
B店, 大阪, 280
C店, 東京, 450
D店, 名古屋, 210
E店, 大阪, 310

演習2: 「このデータをExcelで管理するための関数を3つ提案して」と続けて聞いてみましょう。

まとめ

  • データを貼り付けて日本語で指示するだけで分析・集計ができる
  • Excel関数も「やりたいこと」を伝えれば生成してくれる
  • 機密データの取り扱いには注意。会社のポリシーを確認する
  • 計算結果は必ずExcelで検算する

次のレッスンでは、会議の議事録・要約の自動化を学びます。

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#データ分析#Excel#CSV#業務効率化