Miro vs FigJam — オンラインホワイトボードはどっちが最適?
リモートワークやハイブリッドワークの定着に伴い、オンラインホワイトボードの需要が高まっています。MiroとFigJamは、チームコラボレーションに最適な2大ツールです。
この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、両者を徹底比較します。
基本スペック比較
| 項目 | Miro | FigJam |
|---|---|---|
| 開発元 | Miro(オランダ) | Figma, Inc.(Adobe傘下) |
| 無料プラン | あり(3ボードまで) | あり(3ファイルまで) |
| 有料プラン | Starter $8/月/人 | Figma有料プラン内に含まれる |
| リアルタイム共同編集 | ◎ | ◎ |
| 日本語対応 | ○ | ○ |
料金プラン比較
| プラン | Miro | FigJam |
|---|---|---|
| 無料 | 3ボード、無制限のチームメンバー | 3ファイル、無制限の共同編集者 |
| エントリー | Starter $8/月/人 | — |
| 標準 | Business $16/月/人 | Figma Professional $15/月/人(FigJam含む) |
| 上位 | Enterprise 要見積り | Figma Organization $45/月/人(FigJam含む) |
FigJamはFigmaのプランに含まれるため、既にFigmaを使っているチームなら追加コストなしで利用可能です。一方、Miroは単独で契約でき、Starterプラン$8/月/人から始められます。
テンプレートの比較
Miroのテンプレート
- 2,500以上のテンプレート: ブレインストーミング、カンバン、マインドマップ、UXリサーチ、スプリント計画等
- Miroverse: コミュニティが作成したテンプレートを無料で利用可能
- カスタムテンプレート: チーム独自のテンプレートを作成・共有
- フレームワーク: OKR、SWOT、カスタマージャーニーマップ等のビジネスフレームワークが豊富
FigJamのテンプレート
- 数百種類のテンプレート: ブレインストーミング、レトロスペクティブ、ダイアグラム等
- Figmaコミュニティ: デザイナーが作成したテンプレートを利用可能
- Widget: インタラクティブなウィジェット(投票、タイマー、音楽プレイヤー等)
- シンプルで迷わない: テンプレート数を絞ることで選択疲れを防止
テンプレートの総数と多様性ではMiroが圧倒的。ただしFigJamはWidgetの仕組みでインタラクティブ性に優れています。
AI機能の比較
Miro AI
- AIによる付箋の自動整理: 大量のアイデアをAIがカテゴリ分類・グルーピング
- マインドマップ自動生成: テーマを入力するだけでマインドマップを展開
- AIによる要約: ボード上の内容を自動要約
- 画像生成: テキストからワイヤーフレームやダイアグラムを生成
- AIアシスタント: ボード上で質問に回答、アイデアを提案
FigJam AI
- AIによる付箋生成: プロンプトからアイデアを自動生成
- テンプレート自動生成: 用途を説明するだけで最適なボードを作成
- 要約機能: 付箋やコメントの内容を要約
- ソート・グルーピング: AIが自動的にアイデアを分類
どちらもAI機能を積極的に強化中。Miroの方がAI機能の種類が多く、FigJamはシンプルで直感的なAI体験を提供しています。
Figma連携
FigJamの最大の強みはFigmaとのネイティブ連携です。
- Figmaファイルの埋め込み: デザインファイルをFigJamボードに直接埋め込んで参照
- コンポーネントの共有: FigmaのデザインコンポーネントをFigJamで利用
- ワークフローの統合: アイデア出し(FigJam)→デザイン(Figma)のシームレスな移行
- 同じアカウント: Figmaアカウントでそのまま利用。追加登録不要
- デザインレビュー: FigJamでフィードバックを集め、Figmaで即座に反映
デザインチームにとって、FigJamはFigmaワークフローの自然な延長線上にあるツールです。
ボード数・利用制限
| 項目 | Miro | FigJam |
|---|---|---|
| 無料ボード数 | 3ボード | 3ファイル |
| 有料ボード数 | 無制限 | 無制限 |
| ボードサイズ | 実質無制限(巨大ボード対応) | 大きなボードに対応 |
| オブジェクト数 | 数千〜数万(プランによる) | 制限は緩い |
| 同時編集人数 | 数百人対応 | 数百人対応 |
Miroは巨大なボードでの作業に強く、プロジェクト全体を1つのボードにまとめるような使い方に適しています。
投票・タイマー機能
| 項目 | Miro | FigJam |
|---|---|---|
| 投票機能 | あり(ドット投票) | あり(スタンプ投票) |
| タイマー | あり | あり(Widget) |
| リアクション | あり | あり(スタンプ・絵文字) |
| カーソルチャット | あり | あり |
| 音声通話 | あり(Miro内蔵) | なし(外部ツール利用) |
ファシリテーション機能はMiroの方がやや充実しており、特にビルトインの音声通話は追加ツールなしでワークショップを完結できます。
外部ツール連携
| 項目 | Miro | FigJam |
|---|---|---|
| Slack | ◎ | ◎ |
| Jira | ◎ | ○ |
| Confluence | ◎ | △ |
| Google Workspace | ◎ | ○ |
| Microsoft Teams | ◎ | ○ |
| Notion | ◎ | ○ |
| Asana | ◎ | △ |
Miroは100以上のインテグレーションを公式サポートしており、既存のワークフローへの組み込みが容易です。
ユースケース別おすすめ
ブレインストーミング → 引き分け
どちらも付箋・投票・タイマーを備えており、ブレインストーミングには十分。ただしMiroの方がテンプレートの種類が多いため、構造化されたブレストがしやすいです。
UXリサーチ → Miro
カスタマージャーニーマップ、ペルソナ、ユーザーストーリーマッピングなどのテンプレートが豊富。リサーチャーやPMに最適。
デザインレビュー → FigJam
Figmaとのネイティブ連携で、デザインファイルを埋め込みながらフィードバックを収集。デザイナー中心のワークフローに最適。
スプリント計画 → Miro
Jira連携でチケットをボード上に配置し、スプリントバックログの優先順位付けやプランニングポーカーが可能。
こんな人におすすめ
Miroがおすすめ
- 大規模なワークショップやスプリント計画を行う
- 豊富なテンプレートからフレームワークを活用したい
- プロジェクト管理ツール(Jira、Asana)との連携が重要
- 非デザイナーのチーム(PM、ビジネスサイド)が中心
- ボード内で音声通話も完結させたい
FigJamがおすすめ
- Figmaを既に使っているデザインチーム
- デザインプロセスとシームレスに統合したい
- シンプルで軽快なホワイトボードが欲しい
- 追加コストを避けたい(Figmaプランに含まれる)
- Widgetでインタラクティブな体験を作りたい
メリット・デメリットまとめ
Miro
| メリット | デメリット |
|---|---|
| テンプレート2,500以上で圧倒的 | FigJamより料金が高い |
| 100以上の外部ツール連携 | 機能が多くて初心者は迷うことも |
| AI機能が豊富 | Figmaとの連携はネイティブではない |
| ビルトイン音声通話 | 巨大ボードは動作が重くなることも |
FigJam
| メリット | デメリット |
|---|---|
| Figmaとネイティブ連携 | テンプレート数がMiroより少ない |
| Figmaプランに含まれる(追加コストなし) | 外部ツール連携がMiroほど豊富でない |
| UIがシンプルで直感的 | ビルトイン音声通話なし |
| Widgetでインタラクティブ | 非デザインチームには機能不足の場合も |
結論
大規模チーム・ワークショップ・多機能を求めるならMiro。テンプレート数・外部連携・AI機能の全てで業界をリードしています。
Figmaユーザー・デザインチーム・シンプルさ重視ならFigJam。追加コストなしでFigmaワークフローに自然に統合できる点が最大の強みです。
チームの構成と主な用途に合わせて選ぶのがベストです。
チームのアジャイル開発には Assistyプランポーカー も活用してください。リモートでのスプリント見積もりが無料で行えます。
この記事の内容はAssistyのプランポーカーで実際にお試しいただけます。