Chatwork vs Slack — ビジネスチャットはどちらを選ぶべき?

ビジネスチャットはリモートワーク時代の必須ツールです。日本市場ではChatworkSlackが二大巨頭として君臨しています。どちらも優れたツールですが、ターゲット層や設計思想が大きく異なります。

この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、両者を徹底比較します。

基本スペック比較

項目ChatworkSlack
開発元Chatwork株式会社(日本)Salesforce(米国)
無料プランありあり
有料プランビジネス $500/月/人(税抜)Pro $925/月/人
日本語対応◎(日本製)
導入企業数43万社以上(日本)75万社以上(グローバル)
タスク管理◎(組み込み)△(外部連携)

料金プラン比較

プランChatworkSlack
無料制限あり(メッセージ閲覧40日間)メッセージ履歴90日間
スタンダードビジネス ¥700/月/人Pro ¥925/月/人
上位エンタープライズ ¥1,200/月/人Business+ ¥1,600/月/人
最上位Enterprise Grid 要見積り

Chatworkの方が月額で200円以上安いです。100名のチームなら年間で約30万円の差額になるため、コストを重視する企業にはChatworkが有利です。

メッセージ機能の比較

Chatworkのメッセージ

  • シンプルなチャット: グループチャットでメッセージをやり取り
  • TO機能: 特定のメンバーにメッセージを送信
  • 引用: メッセージの引用返信
  • リアクション: 絵文字リアクション
  • ファイル共有: チャット内でファイル送受信
  • メッセージ検索: 全チャットからキーワード検索

Slackのメッセージ

  • チャンネル: トピック別にチャンネルを整理
  • スレッド: メッセージにスレッドで返信(会話の整理が容易)
  • メンション: @ユーザー名で通知
  • リアクション: カスタム絵文字も作成可能
  • ハドル: チャンネル内で即座に音声通話
  • Canvas: チャンネル内にドキュメントを作成
  • クリップ: 音声・動画メッセージ

スレッド機能はSlackの大きな強みです。チャンネル内の会話をスレッドで整理できるため、複数の話題が同時進行しても混乱しません。Chatworkにはスレッド機能がなく、会話の流れが追いにくくなることがあります。

タスク管理機能

機能ChatworkSlack
タスク管理◎(組み込み)△(外部アプリで対応)
タスク作成チャットからワンクリックAsana/Trello等と連携
期限設定外部アプリ依存
担当者設定外部アプリ依存
完了管理外部アプリ依存

Chatworkはタスク管理が組み込みで、別途ツールを用意する必要がありません。チャットのメッセージをそのままタスク化でき、担当者と期限を設定して管理できます。これは日本の中小企業に特に好評な機能です。

インテグレーション・連携

項目ChatworkSlack
アプリ連携数数十個2,600以上
Webhook
API
Zapier連携
Google連携
Microsoft連携
GitHub連携
ボット作成

インテグレーションの数と質ではSlackが圧倒的です。2,600以上のアプリと連携でき、開発ツール(GitHub、Jira等)との連携は特に強力。エンジニアチームにとってSlackは「開発のハブ」として機能します。

セキュリティ・コンプライアンス

項目ChatworkSlack
暗号化◎(通信暗号化)◎(通信・保存時暗号化)
二段階認証
SSO◎(エンタープライズ)◎(Business+以上)
IP制限◎(エンタープライズ)◎(Enterprise Grid)
データエクスポート
ISMS認証
SOC2
日本のデータセンター◎(AWS東京リージョン)

Chatworkは日本企業として、日本の法規制やセキュリティ要件に精通しています。日本語でのセキュリティサポートも充実しています。

日本企業での使いやすさ

Chatworkが向いている日本企業

  • 非IT企業: 建設、不動産、士業、小売り等
  • 中小企業: ITリテラシーにばらつきがあるチーム
  • 社外コミュニケーション: 取引先とのチャット利用
  • タスク管理を一元化したい: 別途ツールを増やしたくない
  • 日本語サポート重視: 電話サポートも利用可能

Slackが向いている日本企業

  • IT・スタートアップ: 開発ツールとの連携が重要
  • グローバル企業: 海外拠点とのコミュニケーション
  • 大規模組織: Enterprise Gridで全社統合管理
  • 自動化重視: ボットやワークフローを活用したい
  • 情報整理重視: スレッドやチャンネルで会話を構造化

Chatworkのメリット・デメリット

メリット

  • 日本製で安心: 日本語サポート、日本の法規制対応
  • 料金が安い: Slackより月額200円以上安い
  • タスク管理内蔵: 別途ツール不要でタスク管理可能
  • 学習コスト低: ITに詳しくないメンバーでもすぐ使える
  • 社外チャット: 取引先を簡単にグループに招待

デメリット

  • スレッド非対応: 会話の整理が難しい
  • 連携アプリ少: Slackの1/50以下
  • 音声/ビデオ通話: Slackほど高機能ではない
  • カスタマイズ性: ボットやワークフローの自由度が低い
  • グローバル対応: 海外チームとの利用には向かない

Slackのメリット・デメリット

メリット

  • スレッド機能: 会話を構造的に整理できる
  • 圧倒的な連携数: 2,600以上のアプリと連携
  • ハドル: チャンネル内で即座に音声通話
  • カスタマイズ: ボット、ワークフロー、カスタム絵文字
  • 検索の強力さ: 高精度な全文検索

デメリット

  • 料金が高い: Chatworkより月額200円以上高い
  • 学習コスト: チャンネル設計やスレッド文化の浸透に時間がかかる
  • 情報過多: チャンネルが増えすぎて情報が散逸しがち
  • タスク管理なし: 外部ツールとの連携が必要
  • 日本の中小企業にはオーバースペック: 機能が多すぎる場合がある

まとめ:結局どちらを選ぶべき?

重視するポイントおすすめ
コストChatwork
使いやすさChatwork
タスク管理Chatwork
スレッド機能Slack
アプリ連携Slack
開発者向けSlack
社外チャットChatwork
グローバル対応Slack

**「日本の中小企業・非IT企業ならChatwork、IT企業・グローバル企業ならSlack」**が最もシンプルな判断基準です。


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