パスポート申請の全体の流れ
パスポート(旅券)は、海外渡航に必要な身分証明書です。申請から受取まで、通常1週間〜10日程度かかります。余裕を持って手続きしましょう。
申請から受取までのステップ
| ステップ | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1. 書類準備 | 必要書類を揃える | 1〜3日 |
| 2. 申請 | パスポートセンターで申請 | 窓口で30分〜1時間 |
| 3. 作成期間 | パスポートの作成 | 6営業日程度 |
| 4. 受取 | パスポートセンターで受取 | 窓口で10分程度 |
申請できる場所
- 各都道府県のパスポートセンター(旅券事務所)
- 一部の市区町村役場(窓口業務を受託している場合)
- 在外日本大使館・総領事館(海外在住の場合)
必要書類一覧
新規申請の場合
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 一般旅券発給申請書 | 窓口またはオンラインで入手。5年用と10年用がある |
| 戸籍謄本(全部事項証明書) | 発行から6ヶ月以内のもの。本籍地の市区町村で取得 |
| 写真 | 縦45mm×横35mm、6ヶ月以内に撮影、無帽・正面・背景無地 |
| 本人確認書類 | 下記参照 |
| 前回のパスポート | 切替申請の場合(有効期限内のもの) |
本人確認書類
1枚で足りるもの(写真付き公的証明書)と、2枚必要なものがあります。
| 1枚でOK | 2枚必要(AとBから1枚ずつ) |
|---|---|
| 運転免許証 | A: 健康保険証、年金手帳、印鑑証明書 |
| マイナンバーカード | B: 学生証(写真付き)、社員証(写真付き) |
| 住基カード(写真付き) | 母子手帳(未成年の場合)等 |
切替申請の場合(有効期限内の更新)
残存有効期間が1年未満になったら切替申請が可能です。戸籍謄本は原則不要ですが、氏名や本籍地に変更がある場合は必要です。
パスポートの種類と費用
種類
| 種類 | 有効期間 | 対象 |
|---|---|---|
| 5年旅券(紺色) | 5年 | 0歳から申請可能 |
| 10年旅券(赤色) | 10年 | 18歳以上のみ |
費用(2026年現在)
| 種類 | 収入印紙 | 都道府県収入証紙 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 10年旅券(18歳以上) | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
| 5年旅券(12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
| 5年旅券(12歳未満) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
費用は受取時に支払います(収入印紙と都道府県収入証紙で納付)。
写真の規格と注意点
パスポート写真は厳格な規格が定められています。不備があると受理されません。
写真の規格
| 項目 | 規格 |
|---|---|
| サイズ | 縦45mm × 横35mm |
| 撮影時期 | 申請日前6ヶ月以内 |
| 背景 | 無地(白・薄い青が一般的) |
| 表情 | 無表情・口を閉じた状態 |
| 頭部 | 帽子・ヘアバンド不可。顔全体が見えること |
| メガネ | 反射やフレームが目にかからなければOK |
| 顔の大きさ | 写真の縦70〜80%(頭頂〜あご先が32〜36mm) |
写真でよくあるNG例
- 影が顔や背景に映っている
- 前髪が目にかかっている
- カラーコンタクト(瞳の色が変わるもの)を使用
- 歯が見えている(微笑み程度でもNG)
- 写真が古い(6ヶ月以上前に撮影したもの)
オンライン申請について
2023年3月から、マイナンバーカードを使ったパスポートのオンライン申請が始まりました。
オンライン申請の条件
- マイナンバーカードを持っていること
- 切替申請であること(新規申請は窓口のみ)
- スマートフォンまたはICカードリーダーがあること
オンライン申請の流れ
- マイナポータルにログイン
- パスポート申請メニューを選択
- 申請内容を入力
- 顔写真をスマホで撮影・アップロード
- マイナンバーカードで電子署名
- 申請完了 → 受取はパスポートセンター窓口
未成年のパスポート申請
注意点
| 年齢 | 申請者 | 本人の窓口出頭 |
|---|---|---|
| 0〜11歳 | 法定代理人(親権者) | 不要(代理申請可) |
| 12〜17歳 | 本人(親権者の同意書が必要) | 申請時は代理可・受取時は本人必須 |
| 18歳以上 | 本人 | 申請・受取とも本人 |
必要な追加書類
- 法定代理人の本人確認書類
- 親権者の同意書(申請書裏面に記入欄あり)
よくある質問
Q1: 申請から何日で受け取れる?
通常6営業日後です。ただし、年末年始やGW前は混雑するため、さらに日数がかかる場合があります。出発の2〜3週間前までに申請することをおすすめします。
Q2: 本籍地と住所が違う場合は?
戸籍謄本は本籍地の市区町村で取得する必要がありますが、パスポートの申請は住民登録している都道府県のパスポートセンターで行います。戸籍謄本は郵送でも取り寄せ可能です。
Q3: パスポートを紛失した場合は?
最寄りの警察署に届出を出した後、パスポートセンターで「紛失一般旅券等届出書」を提出し、新規申請の手続きを行います。
Q4: 残存有効期間はどれくらい必要?
渡航先によって異なります。
| 国・地域 | 必要な残存期間 |
|---|---|
| アメリカ | 滞在日数以上(推奨: 6ヶ月以上) |
| EU各国 | 出国日から3ヶ月以上 |
| 韓国 | 入国時に有効であること |
| タイ | 入国日から6ヶ月以上 |
| オーストラリア | 滞在期間中有効であること |
Q5: 旧姓のパスポートでも渡航できる?
航空券とパスポートの名前が一致している必要があります。結婚等で氏名が変わった場合は、記載事項変更または新規申請が必要です。
パスポート申請の持ち物チェックリスト
出かける前に確認しましょう。
- 一般旅券発給申請書(記入済み)
- 戸籍謄本(6ヶ月以内)
- パスポート用写真(1枚)
- 本人確認書類
- 前回のパスポート(切替の場合)
- 印鑑(念のため)
- 現金(受取時に必要。クレジットカード不可の場合あり)
まとめ
パスポート申請をスムーズに進めるためのポイントは3つです。
- 早めに準備する: 戸籍謄本の取り寄せに時間がかかる場合がある
- 写真の規格を厳守する: 不備で再提出になると二度手間
- 受取は本人が窓口へ: 代理受取は原則不可
Assistyの日数計算ツールを使えば、旅行出発日までの日数や、パスポート申請のスケジュール計算が簡単にできます。