婚姻届の書き方の基本

婚姻届は、A3サイズの用紙に夫婦それぞれの情報を記入する公的書類です。役所窓口で受け取れるほか、市区町村のホームページからダウンロードしたデザイン婚姻届も使えます。

用意するもの

項目詳細
婚姻届A3で原寸印刷したもの
本人確認書類運転免許証・マイナンバーカード等
戸籍謄本本籍地以外で提出する場合のみ必要(取得3ヶ月以内が目安)
印鑑(任意)2021年9月の改正で押印は不要だが、訂正に備えて持参すると安心
証人2名の署名18歳以上であれば誰でもOK

記入欄ごとの書き方と注意点

1. 届出日・届出先

  • 届出日: 役所に提出する日を記入。郵送の場合は到着日ではなく投函日でもなく「受付日」が婚姻日になる
  • 届出先: 「○○市長殿」など提出する自治体の長を記入

2. 氏名・生年月日

  • 戸籍に記載されている正確な漢字で記入(旧字体に注意)
  • 生年月日は和暦で記入(例: 平成5年4月1日)

3. 住所

  • 住民票どおりの住所を記入
  • 番地は「3-1-2」ではなく「三丁目1番2号」のように住民票表記に合わせる
  • 世帯主の氏名も忘れず記入

4. 本籍

  • 戸籍謄本どおりに記入。住所と異なるケースが多いので要確認
  • 筆頭者は戸籍の最初に書かれている人

5. 父母の氏名・続き柄

  • 両親が婚姻中の場合は母の姓は省略(名のみ記入)
  • 両親が離婚済みの場合は母の姓も記入
  • 続き柄は「長男・長女」「二男・二女」など漢数字で

6. 婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍

  • 夫婦どちらの姓を名乗るかを選択
  • 新しい本籍地は日本国内であれば自由に設定可能(皇居の住所にすることも可)

7. 同居を始めたとき

  • 結婚式を挙げた日 or 同居を始めた日のどちらか早い方を記入
  • まだどちらもない場合は空欄でOK

8. 初婚・再婚の別

  • 再婚の場合は前婚の解消年月日も記入

9. 同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事

  • 1〜6から選んでチェック
  • 国勢調査年(西暦の末尾が0または5)以外は記入不要のことも

10. 夫妻の職業

  • 国勢調査の年(2025年など)のみ記入

11. その他

  • 通常は空欄
  • 特殊な事情(外国人との婚姻、養子縁組の関係など)がある場合に使用

12. 届出人署名

  • 夫・妻それぞれが自署で記入
  • 押印は2021年9月以降不要

13. 証人欄

  • 18歳以上の証人2名の署名・住所・本籍・生年月日が必要
  • 親・兄弟・友人・上司など誰でもOK
  • 夫婦同じ人を証人にすることもできる(例: 父1人+母1人)

必要書類チェックリスト

[ ] 婚姻届(A3で原寸印刷したもの)
[ ] 夫の本人確認書類
[ ] 妻の本人確認書類
[ ] 戸籍謄本(本籍地以外に提出する場合のみ)
[ ] 証人2名の署名済み欄
[ ] 訂正用の印鑑または修正ペン代わりの押印(任意)

提出先と受付時間

提出先提出可否備考
夫または妻の本籍地の役所戸籍謄本不要
夫婦の所在地(住所地)の役所本籍地以外は戸籍謄本必要
旅行先・出張先の役所「所在地」として認められる
海外の日本大使館・領事館外務省経由で本籍地へ送付

受付時間

  • 平日: 役所の開庁時間内(一般的に8:30〜17:00)
  • 休日・夜間: 時間外窓口で24時間365日受付可能
  • 休日窓口は「預かり」となり、後日不備チェック → 不備があると入籍日がずれる場合があるので事前確認推奨

よくある間違い

間違い正しい記入
住所を「3-1-2」と書く住民票どおり「三丁目1番2号」
本籍を住所と同じに書く戸籍謄本どおり
旧字体を新字体に書き換え戸籍に登録されている文字どおり
母の姓を省略しない両親が婚姻中なら名のみ
同居開始日を入籍日と勘違い結婚式または同居開始の早い方

入籍日を希望日にするコツ

希望の日付を婚姻日にしたい場合:

  1. 休日窓口を活用: 大安・記念日・ぞろ目日付など、平日を待たずに提出
  2. 書類は事前に役所でチェック: 訂正の必要があると後日扱いになる可能性
  3. 戸籍謄本は早めに取得: 本籍地が遠い場合は郵送で2週間ほどかかる
  4. 証人欄は事前に依頼: 当日記入を求めず、余裕を持って依頼

婚姻届提出後の手続き

入籍後にやるべき名義変更:

  1. マイナンバー・住民票 → 役所で同時更新
  2. 運転免許証 → 警察署または運転免許センター
  3. パスポート → 都道府県のパスポートセンター
  4. 健康保険・年金 → 勤務先または市区町村役場
  5. 銀行口座 → 各金融機関
  6. クレジットカード → 各カード会社
  7. 携帯電話 → 各キャリア
  8. 生命保険 → 各保険会社

まとめ

  • 婚姻届はA3で原寸印刷し、戸籍と住民票の表記どおりに正確に記入する
  • 押印は不要だが、訂正に備えて印鑑があると安心
  • 証人は18歳以上であれば誰でもOK(兄弟姉妹・友人も可能)
  • 休日窓口でも提出可能だが、不備チェックは後日になる点に注意

関連ツール: 婚姻届 印刷ツール ではA4を貼り合わせてA3サイズの婚姻届を自宅で印刷できます。デザイン入りのテンプレートも複数用意しているので、記念日提出の準備にぜひご活用ください。