NHK受信料の解約ができるケース
NHK受信契約は、受信設備(テレビ等)を設置した場合に締結が義務付けられているものです。そのため、解約するには「受信設備を持たなくなった」ことが条件となります。
解約が認められる主なケース
| ケース | 具体例 |
|---|---|
| テレビを廃棄・譲渡した | リサイクル業者に引き渡した、友人に譲った |
| テレビが故障し修理しない | 修理不能で廃棄する場合 |
| 引っ越しで世帯が統合される | 実家に戻る、結婚で同居する |
| 海外に転居する | 長期海外赴任・留学 |
| 契約者が死亡し、世帯に他の受信設備がない | 一人暮らしの契約者が死亡 |
解約が認められないケース
| ケース | 理由 |
|---|---|
| テレビを見ていない | 受信設備がある限り契約義務がある |
| NHKを見ていない | 特定の番組の視聴有無は関係ない |
| テレビを持っているが受信料が高い | 料金への不満は解約理由にならない |
| ワンセグ付きスマホを持っている | ワンセグも受信設備に該当する(最高裁判例あり) |
解約の手順
ステップ1: NHKに電話する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | NHKふれあいセンター: 0570-077-077 |
| 受付時間 | 9:00〜18:00(土日祝も対応) |
| 所要時間 | 10〜30分程度 |
電話では以下の内容を伝えます。
- 受信契約の解約をしたい旨
- 解約の理由(テレビを廃棄した等)
- 契約者の氏名・住所・お客様番号
ステップ2: 解約届を受け取る
電話での申告後、NHKから「放送受信契約解約届」が郵送されます。届くまでに1〜2週間程度かかります。
ステップ3: 解約届に記入・返送
解約届に必要事項を記入し、必要書類を添えて返送します。
| 記入項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約者情報 | 氏名・住所・電話番号 |
| 解約理由 | 該当する理由に丸を付ける |
| テレビの処分方法 | 廃棄・譲渡・売却のいずれか |
| 処分日 | テレビを手放した日付 |
ステップ4: 解約完了
NHKが届出を受理すると、解約が完了します。解約日以降の受信料は請求されません。過払い分がある場合は後日返金されます。
解約に必要な証拠書類
テレビを廃棄したことを証明する書類があると、手続きがスムーズです。
| 処分方法 | 証拠書類 |
|---|---|
| 家電リサイクル | 家電リサイクル券の控え |
| 粗大ごみ | 粗大ごみ処理券の控え・受付番号 |
| リサイクルショップに売却 | 買取明細書・レシート |
| 友人・家族に譲渡 | 譲渡先の氏名・連絡先(口頭で伝える) |
| 引っ越し業者に処分依頼 | 処分証明書 |
受信料の種類と金額(2026年現在)
受信料一覧
| 契約種別 | 支払い方法 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|---|
| 地上契約 | 口座振替・クレジット | 1,100円 | 12,276円(12ヶ月前払い) |
| 衛星契約(地上含む) | 口座振替・クレジット | 1,950円 | 21,765円(12ヶ月前払い) |
免除制度
| 種別 | 対象者 | 免除内容 |
|---|---|---|
| 全額免除 | 生活保護受給世帯、障害者を含む住民税非課税世帯 | 受信料全額免除 |
| 半額免除 | 視覚・聴覚障害者が世帯主の世帯、重度障害者が世帯主の世帯 | 受信料半額 |
衛星契約から地上契約への変更
BSアンテナやBS対応テレビを手放した場合、衛星契約から地上契約に変更できます。これだけで月額約850円の節約になります。
変更の手順
- NHKふれあいセンターに電話
- 衛星契約から地上契約への変更を申し出る
- BSアンテナの撤去またはBS対応テレビの処分を伝える
- 変更届が届いたら記入・返送
よくあるトラブルと対処法
トラブル1: 電話がつながらない
NHKの電話窓口は混雑していることが多いです。
対処法:
- 平日の午前中(9:00〜10:00)が比較的つながりやすい
- 月末・月初は避ける
- 何度かけてもつながらない場合は、NHKの公式サイトから問い合わせフォームを利用する
トラブル2: 解約届が届かない
電話した後、2週間以上経っても届かない場合があります。
対処法:
- 再度電話して状況を確認する
- 電話した日時と対応者の名前をメモしておく
トラブル3: 解約を引き止められる
電話で解約を申し出ると、引き止めのトークがある場合があります。
対処法:
- 「テレビを廃棄したので解約します」と事実を簡潔に伝える
- 長々と説明する必要はない
- 「解約届を送ってください」と明確に伝える
トラブル4: 訪問員が来る
解約後にNHKの訪問員が来ることがあります。
対処法:
- 解約済みであることを伝える
- 解約届の控え(コピー)を保管しておく
- 強引な対応をされた場合はNHKふれあいセンターに苦情を入れる
引っ越し時のNHK受信料の手続き
引っ越し先でもテレビを使う場合
解約ではなく「住所変更」の手続きが必要です。NHKの公式サイトまたは電話で手続きできます。
引っ越しを機にテレビを手放す場合
引っ越し前にテレビを処分し、解約の手続きを行います。引っ越し業者にテレビの処分を依頼する場合は、処分証明を受け取っておきましょう。
解約の手続き チェックリスト
- テレビを処分する(廃棄・譲渡・売却)
- 処分の証拠書類を保管する
- NHKふれあいセンターに電話する(0570-077-077)
- 解約届を受け取る
- 解約届に記入・返送する
- 解約完了の通知を確認する
- 過払い分の返金を確認する
- 解約届のコピーを保管する
まとめ
NHK受信料を解約するためのポイントを3つにまとめます。
- 解約条件を確認する: テレビ等の受信設備を手放すことが前提
- 証拠書類を保管する: リサイクル券や買取明細で廃棄を証明
- 電話で手続きを開始する: 解約届が届いたら速やかに返送
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