Zoom vs Google Meet — Web会議ツール徹底比較

リモートワークやハイブリッドワークが当たり前になった2026年、Web会議ツールは仕事のインフラそのものです。中でもZoomGoogle Meetは圧倒的なシェアを持つ二大サービス。どちらを選ぶべきか、料金・機能・使い勝手のあらゆる角度から比較します。

「なんとなくZoomを使い続けている」「Google Workspaceを契約しているからMeetでいいかな」——そんな方こそ、この記事で両者の違いを正しく理解してください。チーム規模や利用シーンによって最適解は変わります。

基本情報の比較

項目ZoomGoogle Meet
提供元Zoom Video CommunicationsGoogle(Alphabet)
サービス開始2013年2017年(Hangoutsから派生)
プラットフォームWindows / Mac / Linux / iOS / Android / ブラウザブラウザ中心 / iOS / Android
専用アプリあり(デスクトップ・モバイル)Chrome拡張 / モバイルアプリ
Google Workspace連携プラグインで対応ネイティブ統合
Microsoft 365連携ネイティブ統合プラグインで対応

料金プラン比較

Zoom の料金プラン(2026年3月時点)

プラン月額料金参加者上限ミーティング時間主な機能
Basic(無料)$0100人40分基本的なミーティング機能
Pro$13.33/月/ユーザー100人30時間クラウド録画5GB、AI Companion
Business$18.33/月/ユーザー300人30時間管理者ダッシュボード、ブランディング
Business Plus$22.49/月/ユーザー500人30時間電話機能統合
Enterprise要問合せ1,000人30時間無制限クラウドストレージ

Google Meet の料金プラン(2026年3月時点)

プラン月額料金参加者上限ミーティング時間主な機能
無料(Googleアカウント)$0100人60分基本的なミーティング機能
Google Workspace Starter$7.20/月/ユーザー100人24時間カスタムメール、30GB/ユーザー
Business Standard$14.40/月/ユーザー150人24時間録画、ノイズキャンセル
Business Plus$18/月/ユーザー500人24時間出欠確認、高度な管理機能
Enterprise要問合せ1,000人24時間DLP、コンプライアンス

ポイント: 無料プランの時間制限はZoomが40分、Meetが60分。小規模なミーティングならMeetの方が余裕があります。ただし、Google Meetの有料プランはGoogle Workspace全体の契約になるため、メールやドライブも含めたコストで比較する必要があります。

画質・音質の比較

項目ZoomGoogle Meet
最大映像解像度1080p(有料プラン)1080p(Business Standard以上)
無料プランの解像度720p720p
ノイズキャンセルAI搭載(全プラン)AI搭載(Business Standard以上)
背景ぼかし全プラン対応全プラン対応
バーチャル背景高品質(GPU活用)標準的
低帯域対応強い(独自プロトコル最適化)普通

Zoomは創業以来、映像・音声の品質に特化してきた企業です。回線が不安定な環境でもZoomの方が安定しやすいという評判は2026年現在も変わりません。一方、Google Meetもここ数年でAIノイズキャンセルや画質面で大幅に改善しています。

主要機能の比較

画面共有

項目ZoomGoogle Meet
デスクトップ全体
特定ウィンドウ
ブラウザタブ○(Chrome)
同時画面共有○(複数人可能)○(1人のみ)
リモート操作×
音声共有○(Chromeタブ共有時)

Zoomは複数人が同時に画面共有できるほか、相手のPCをリモート操作する機能もあります。テクニカルサポートやペアプログラミングの場面ではZoomが圧倒的に有利です。

録画機能

項目ZoomGoogle Meet
ローカル録画○(無料プランから)×
クラウド録画○(Pro以上)○(Business Standard以上)
自動文字起こし○(AI Companion)○(Gemini連携)
ハイライト抽出○(AI Companion)○(Gemini)
録画の共有リンク共有Google Drive経由

Zoomは無料プランでもローカル録画(PC保存) ができるのが大きな強みです。Google Meetで録画するにはBusiness Standard以上が必要になります。

ブレイクアウトルーム

項目ZoomGoogle Meet
対応○(全有料プラン)○(Business Standard以上)
最大ルーム数50100
事前割り当て
参加者の自由移動
タイマー設定

ブレイクアウトルームは両者とも充実しています。大規模なワークショップやセミナーで活用する場合、Zoomの方が歴史が長く、ホスト側の管理UIが洗練されています。

セキュリティ

項目ZoomGoogle Meet
E2E暗号化○(オプション)○(一部機能制限あり)
待機室○(ノック機能)
ミーティングロック
パスコード保護○(リンクベース)
不正参加者の報告
FedRAMP認定

2020年の「Zoom爆撃」問題以降、Zoomはセキュリティに膨大な投資を行い、現在では業界最高水準のセキュリティを実現しています。Google MeetもGoogleのインフラを基盤としたゼロトラストセキュリティを提供しています。

AI機能の比較

2026年現在、両者ともAI機能を積極的に強化しています。

項目Zoom(AI Companion)Google Meet(Gemini)
会議の要約
リアルタイム文字起こし○(多言語対応)○(多言語対応)
アクションアイテム抽出
質問への自動回答
途中参加者へのキャッチアップ
追加料金有料プランに含むWorkspace有料プランに含む

AI機能の差は小さくなっていますが、Googleは他のWorkspaceツール(Docs, Sheets, Gmail)との連携が強力。会議の要約がそのままGoogle Docsに書き出され、Gmailのフォローアップタスクと連動する体験は、Google Workspace利用者にとって大きな魅力です。

各ツールのAI機能については、Assisty AI ディレクトリでも最新情報をまとめています。

外部サービス連携

連携先ZoomGoogle Meet
Slack
Microsoft Teams△(競合だが連携可)
Salesforce
HubSpot
Notion
カレンダーGoogleカレンダー / OutlookGoogleカレンダー(ネイティブ)
Zapier / Make

Google MeetはGoogleカレンダーとの統合が秀逸で、予定を作成するだけで自動的にMeetリンクが生成されます。Zoomもカレンダー連携は可能ですが、追加設定が必要です。

こんな人におすすめ

Zoom がおすすめな人

  • 大規模なウェビナーやセミナーを定期的に開催する
  • 回線が不安定な環境(モバイル回線、海外出張先)で使うことが多い
  • ローカル録画を無料で使いたい
  • 画面共有のリモート操作機能が必要
  • Microsoft 365をメインで使っている
  • Zoomに慣れた顧客や取引先が多い

Google Meet がおすすめな人

  • Google Workspaceを既に契約している(追加コストゼロ)
  • Googleカレンダーでスケジュール管理している
  • アプリインストール不要で、ブラウザだけで完結させたい
  • 会議の記録をGoogle Driveで一元管理したい
  • GeminiのAI機能をフル活用したい
  • 小〜中規模チーム(50人以下)で利用する

メリット・デメリットまとめ

Zoom

メリット

  • 映像・音声品質が安定して高い
  • ウェビナー機能が充実(最大50,000人視聴)
  • ブレイクアウトルームの管理が優秀
  • 無料プランでもローカル録画が可能
  • 豊富なサードパーティ連携

デメリット

  • 無料プランの40分制限がやや厳しい
  • アプリのインストールが基本的に必要
  • 有料プランの料金がやや高い
  • Google Workspaceユーザーには機能が重複する

Google Meet

メリット

  • Google Workspace利用者は追加費用なし
  • ブラウザだけで使える手軽さ
  • Googleカレンダーとのシームレスな連携
  • 無料プランで60分使える
  • Geminiによる会議要約がWorkspace全体と連動

デメリット

  • 単体での料金プランがない(Workspace一体型)
  • ローカル録画ができない
  • 大規模ウェビナー機能がZoomほど充実していない
  • ブラウザ依存のため、Chrome以外だと機能制限がある
  • リモート操作機能がない

結論:どちらを選ぶべき?

既にGoogle Workspaceを使っているなら、まずGoogle Meetで十分です。追加コストゼロで高品質なWeb会議ができ、カレンダー・ドライブ・GeminiとのAI連携も自然に使えます。

一方、ウェビナーや大規模イベント、高度な会議管理が必要ならZoom一択です。参加者管理、ブレイクアウトルーム、録画機能の成熟度はまだZoomの方が一歩リードしています。

実際のところ、多くの企業ではGoogle Meet(社内用)+ Zoom(外部クライアント用) の併用パターンが最も一般的です。社内の定例はMeetで手軽に、顧客とのプレゼンや大規模セミナーはZoomで——という使い分けが現実的な最適解と言えるでしょう。

どちらのツールもまずは無料プランから試して、チームの実際の使い方に合ったサービスを選んでください。


Assistyでは、この記事で紹介した内容を実際に試せるタイマーツールを無料で提供しています。ブラウザ上で完結し、データがサーバーに送信されることはありません。