LINE WORKS vs Slack — ビジネスチャットはどっちが最適?

ビジネスチャットツールの選定は、チームの生産性を大きく左右します。日本市場で特に人気のLINE WORKSと、グローバルスタンダードのSlack

この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、両者を徹底比較します。

基本スペック比較

項目LINE WORKSSlack
開発元ワークスモバイルジャパン(LINE系列)Salesforce(旧Slack Technologies)
無料プランあり(30人まで)あり(メッセージ履歴90日)
有料プランスタンダード ¥540/月/人Pro ¥1,050/月/人
モバイルアプリありあり
日本語サポート◎(日本語電話サポートあり)○(日本語ヘルプセンター)

料金プラン比較

プランLINE WORKSSlack
無料30人まで、5GBストレージメッセージ90日、10連携まで
エントリー¥360/月/人(100人まで)
スタンダード¥540/月/人Pro ¥1,050/月/人
アドバンスト¥960/月/人(1TB/人)Business+ ¥1,800/月/人
エンタープライズ要見積りEnterprise Grid 要見積り

LINE WORKSはSlackの約半額で利用可能。特に中小企業にとってはコスト面で大きなアドバンテージがあります。

UI/UXの違い

LINE WORKSのUI

  • LINEと同じ操作感。スタンプ・既読表示・トーク画面のデザインがLINEそのもの
  • ITリテラシーが低いスタッフでも即日導入可能
  • 掲示板・カレンダー・タスク・アンケートが標準搭載
  • 管理画面が日本語で分かりやすい

SlackのUI

  • チャンネルベースの情報整理。トピックごとにチャンネルを作成
  • スレッド機能で会話が整理される
  • カスタム絵文字・ワークフロー・リマインダーが充実
  • キーボードショートカットで効率的に操作
  • ハドル(音声通話)がチャンネルから即座に開始可能

LINE WORKSはLINEユーザーなら学習コストゼロ、Slackは情報の整理・検索性に優れています。

日本語対応・サポート

項目LINE WORKSSlack
UI日本語
サポート言語日本語(電話・メール・チャット)日本語(メール・チャット)
ヘルプドキュメント日本語充実日本語あり
導入支援パートナー企業による支援ありパートナー企業あり
コミュニティ日本語ユーザーコミュニティグローバルコミュニティ(日本語少)

LINE WORKSは日本語電話サポートがある点で、ITに不慣れな企業でも安心して導入できます。

外部連携(API/Bot)

項目LINE WORKSSlack
APIあり(Bot API)あり(豊富なAPI)
連携アプリ数数十種類2,600以上
Bot開発可能(やや限定的)非常に柔軟
Webhookありあり
Zapier連携限定的
Salesforce連携◎(同一グループ)

Slackは連携アプリ数2,600以上で圧倒的。GitHub、Jira、Google Drive、Notion、Asanaなど開発・ビジネスツールとの連携が非常に豊富です。

管理機能

項目LINE WORKSSlack
ユーザー管理組織階層型(部署・役職)フラット(チャンネルベース)
監査ログアドバンスト以上Business+以上
データ保持ポリシー設定可能設定可能
SAML SSOアドバンスト以上Business+以上
デバイス管理MDM連携対応限定的

LINE WORKSは日本企業の組織構造(部署・役職・上長承認)に合った管理機能を持っています。

LINE連携

LINE WORKSの最大の強みは個人向けLINEとの連携です。

  • 外部LINE連携: 取引先・顧客のLINEアカウントと直接やり取り可能
  • 社内はLINE WORKS、社外への連絡はLINE経由で一元管理
  • LINE公式アカウントとの連携でカスタマーサポートにも活用
  • 顧客とのチャット履歴が社内で共有・管理できる

この機能は営業・接客・カスタマーサポートの現場で非常に重宝されています。

AI機能の2026年最新動向

LINE WORKSのAI

  • LINE WORKS AiNote: 会議の議事録を自動生成
  • AIによる返信提案: メッセージの文脈に応じた返信候補を提案
  • 翻訳機能: チャット内で多言語翻訳(韓国語・英語等)

SlackのAI

  • Slack AI: チャンネルの要約、スレッドのまとめ、検索結果の要約
  • ワークフロービルダー: ノーコードで業務自動化
  • Salesforce Einstein連携: CRMデータとチャットを統合
  • ハドル文字起こし: 音声通話の内容を自動テキスト化

ファイル共有・ストレージ

項目LINE WORKSSlack
ファイル共有トーク・Drive内で共有チャンネル・DMで共有
ストレージアドバンスト: 1TB/人Business+: 20GB/人
Drive機能あり(共有フォルダ)なし(外部連携で対応)
ファイルプレビューOffice、PDF等多数の形式に対応
ファイル検索あり◎(ファイル内テキスト検索)

LINE WORKSはDrive機能を内蔵しており、別途クラウドストレージを契約する必要がありません。Slackはファイルストレージとしての機能は限定的ですが、Google DriveやDropboxとの連携で補えます。

こんな人におすすめ

LINE WORKSがおすすめ

  • ITリテラシーが低いスタッフが多い(LINEと同じ操作感)
  • 顧客とLINEでやり取りする(営業・接客業)
  • コストを抑えたい中小企業
  • 日本語の手厚いサポートが必要
  • 掲示板・カレンダー・アンケートを一つのツールで完結させたい

Slackがおすすめ

  • エンジニア・IT企業で開発ツールとの連携が重要
  • 情報の整理・検索性を重視する
  • グローバルチームで海外拠点とも連携する
  • 豊富なアプリ連携でワークフローを自動化したい
  • Salesforceを導入している

メリット・デメリットまとめ

LINE WORKS

メリットデメリット
LINEと同じ操作感で学習コストゼロ外部ツール連携が限定的
料金がSlackの約半額チャンネル型の情報整理に不向き
外部LINE連携で顧客対応が便利グローバル利用にはやや弱い
日本語電話サポートBot開発の自由度がSlackに劣る

Slack

メリットデメリット
2,600以上のアプリ連携料金が高め
チャンネルで情報整理しやすいLINEとの連携なし
高度なBot・ワークフロー開発非IT層にはやや難しい
Slack AIの要約機能が強力無料プランは90日で履歴消滅

結論

ITリテラシーが様々な日本企業にはLINE WORKS。導入のしやすさ・コスト・LINE連携で総合的に優れています。

エンジニア組織やグローバル企業にはSlack。ツール連携・情報整理・カスタマイズ性で最適です。

業種で言えば、小売・飲食・医療・建設はLINE WORKS、IT・コンサル・スタートアップはSlackを選ぶ傾向があります。


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