ガス料金の仕組みと節約の余地

2017年の都市ガス自由化により、消費者は自由にガス会社を選べるようになりました。特にプロパンガス(LPガス)は地域・業者間の価格差が大きく、乗り換えで大幅な節約が可能です。

都市ガス vs プロパンガスの違い

項目都市ガスプロパンガス(LP)
供給方法地下のガス管ボンベ配送
料金水準安い都市ガスの1.5〜2倍
初期費用安い設備費が含まれることも
対応エリア都市部中心全国
火力やや弱い強い(約2.2倍)
自由化2017年〜以前から自由

都市ガスのおすすめ乗り換え先

第1位:東京電力の都市ガス(とくとくガスプラン)

項目内容
基本料金(〜20m³)736.23円
従量料金(〜20m³)140.94円/m³
電気セット割月額100円引き
対応エリア東京ガスエリア
解約金なし

メリット

  • 東京ガスの一般料金より約3%安い
  • 電気とセットでさらに月100円割引
  • 大手電力の信頼性
  • Web申込みで簡単切り替え

デメリット

  • 東京ガスエリアのみ
  • 節約額が年間3,000〜5,000円とやや小さい
  • ガス機器のトラブル対応が東京ガスより限定的

第2位:エルピオ都市ガス

項目内容
基本料金(〜20m³)975.00円
従量料金(〜20m³)125.11円/m³
対応エリア東京ガス・東邦ガスエリア
解約金なし

メリット

  • 従量料金が東京ガスより約5%安い
  • 使用量が多いほど節約効果が大きい
  • 解約金なし

デメリット

  • ブランドの知名度が低い
  • ガス機器の修理・点検サービスがない
  • 使用量が少ないと東京ガスとの差が小さい

第3位:レモンガス

項目内容
基本料金(〜20m³)759.00円
従量料金(〜20m³)138.04円/m³
対応エリア東京ガスエリア
解約金なし

メリット

  • 東京ガスの基本料金・従量料金ともに5%程度安い
  • アクアクララ(ウォーターサーバー)セット割引あり
  • 解約金なし

デメリット

  • 電気セット割のような大幅な割引がない
  • カスタマーサポートの対応速度にばらつき

都市ガス料金シミュレーション(月30m³使用の場合)

ガス会社月額年間東京ガスとの差
東京ガス4,970円59,640円-
東京電力(とくとく)4,820円57,840円-1,800円
レモンガス4,700円56,400円-3,240円
エルピオ4,728円56,736円-2,904円

プロパンガス(LPガス)の料金を安くする方法

プロパンガスは都市ガスの1.5〜2倍と高額ですが、業者間の価格差が非常に大きいため、乗り換えで劇的に安くなることがあります。

プロパンガスの平均料金(全国)

使用量平均料金適正料金
5m³5,132円3,500〜4,000円
10m³8,228円5,800〜6,500円
20m³14,420円10,000〜11,500円

適正料金との差が年間2〜5万円になるケースも珍しくありません。

プロパンガス料金比較サイトおすすめ

第1位:エネピ(enepi)

項目内容
比較可能な業者数全国200社以上
利用料無料
見積もり数最大5社
特徴料金保証あり

メリット

  • 無料で複数のプロパンガス会社を比較
  • 料金保証制度で不当な値上げを防止
  • プロのアドバイザーが交渉を代行
  • 年間で2〜5万円の節約実績

第2位:ガス屋の窓口

項目内容
比較可能な業者数全国100社以上
利用料無料
料金保証永久料金監視保証

メリット

  • 「永久料金監視保証」で値上げ時も交渉代行
  • 変更手数料0円
  • 紹介先のガス会社を厳選している

プロパンガスの料金シミュレーション

月20m³使用の場合

状況月額年間
現在の料金(全国平均)14,420円173,040円
適正料金に変更後10,500円126,000円
年間節約額47,040円

月10m³使用の場合

状況月額年間
現在の料金(全国平均)8,228円98,736円
適正料金に変更後6,000円72,000円
年間節約額26,736円

ガス代をさらに節約する10の方法

調理での節約

  1. 鍋底から火がはみ出ないようにする:はみ出た火は無駄(約15%の節約)
  2. 蓋を使う:沸騰時間を短縮(約20%の節約)
  3. 食洗機を使う:手洗いより水もガスも節約
  4. 圧力鍋を活用する:調理時間を1/3に短縮

お風呂での節約

  1. シャワー時間を1分短くする:年間約2,300円の節約
  2. 追い焚き回数を減らす:間隔を空けないように入浴
  3. 風呂の蓋をする:追い焚きの回数が減る
  4. 節水シャワーヘッドを使う:水量30〜50%カットで年間1万円以上節約

その他

  1. 給湯温度を下げる:40℃ → 38℃で約10%節約
  2. エコジョーズに交換する:従来型より約13%効率アップ

都市ガスへの切り替え手順

ステップ1:検針票を用意

現在のガス使用量と契約内容を確認

ステップ2:料金シミュレーション

各社のWebサイトで月額料金を比較

ステップ3:新ガス会社に申し込み

Web or 電話で申込み。供給地点特定番号(検針票に記載)が必要

ステップ4:切り替え完了(2〜3週間)

旧ガス会社への解約連絡は新ガス会社が代行


よくある質問

Q. 都市ガスの乗り換えで工事は必要?

A. 不要です。ガス管はそのまま使い、契約先だけが変わります。

Q. プロパンガスの業者を変えたら設備は?

A. ボンベやメーターは新しい業者が無料で交換するのが一般的です。ただし、旧業者から設備の残債を請求される場合があるため、事前に確認しましょう。

Q. 賃貸でもプロパンガスの業者を変えられる?

A. 基本的に大家さんの許可が必要です。大家さんがガス会社と契約しているケースが多いため、直接変更は難しい場合があります。

Q. ガス会社を変えても安全性は変わらない?

A. 変わりません。ガス漏れ検知器や緊急対応は各ガス会社が義務として対応します。


まとめ:タイプ別おすすめ

タイプおすすめ
都市ガス+電気セット東京電力のガス or 東京ガスの電気
都市ガスで最安エルピオ or レモンガス
プロパンの料金が高いエネピで無料比較
プロパンの値上げ防止ガス屋の窓口

特にプロパンガスは業者間の価格差が大きく、無料比較サイトを使うだけで年間2〜5万円の節約になるケースが多いです。まずは現在の料金が適正かどうかチェックしましょう。


関連ツール

ガス代の計算には、Assistyのガス代計算ツールが便利です。現在の使用量から月額料金を算出し、乗り換えた場合の節約額をシミュレーションできます。